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2014.11.20

★水素で走る燃料電池車(FCV)“トヨタ「MIRAI(ミライ)」”の誕生!

◆“100年先の未来が、やってきた。”

 “100年先の未来が、やってきた。”とは、この度、トヨタ自動車株式会社が公表(11/18記者会見:加藤光久代表取締役副社長)した“水素を燃料に走る燃料電池自動車(FCV:Fuel Cell Vehicle)”、その名も「MIRAI(ミライ)」のコンセプトスローガンです。100年先の未来ではなく、新誕生の「MIRAI(定員:4人。セダンタイプ1車種。最高出力:114キロワット)」※1)は、市販(12/15発売。海外は来夏)目前で、まさに“100年先の未来が現実化した”と言えるでしょう。価格は「723万6,000円」ですが、購入補助金(202万円。経済産業省支給)を活用すれば、実質的負担は少し軽くなり、現市販車並みで購入できることになります。しかし、何より驚嘆させられるのは、“走行時の排出ガス:★ゼロ!”です。この「MIRAI」は、走行中は「水」しか排出しない自動車なのです。勿論、寒冷地等で排出される水が凍結しないよう技術開発されていることをTV報道で知り得た次第です。その他、主な特長は、「1回あたりの水素充填時間は約3分程度」、「一充填走行距離(参考値)は約650キロメートル」等々が謳われており、小型化された「燃料電池スタック」は、運転席の床下に設えられています。

◆“お客様を虜にするクルマ”

 話が遡及して恐縮ですが、豊田章男代表取締役社長(同社)が「社長就任会見(2009/6/25)」※2)で、《商品開発では、「環境技術」とともに「運転することが喜びや感動に結びつく技術」、さらに「ニーズ先取りの技術」により、お客様を虜にするクルマを送り出したい。》とアピールされたとおり、まさに“有言実行の証”ではないかと思います。この所謂“未来カー”の誕生で、クルマの所有欲が薄いと言われる若者のハートを射止めることができれば、本望かもしれません。しかし、それよりも、この「MIRAI」の誕生により、《エネルギーやクルマのあり方》が大きく変革されることに期待を寄せたいと思う今日この頃です。

【ご参照】

※1)ブログ記事(2013/12/23日付)・・・★FCV「MIRAI」の写真掲載(クリックで写真拡大)。
 :『「第18回 名古屋モーターショー」へ行ってきました』。
  URL http://www.jsbb.jp/st/26003/
※2)ブログ記事(2010/2/26日付)
 :『モーターショー&エコカー減税“国民を虜にするクルマづくり”を期待』。
  URL http://www.jsbb.jp/sj/1200/