《提言》労働者派遣事業の社会保険未加入問題は派遣先と派遣元の責任明確化で“派遣料金と社会保険料を別にすべき”では

◆問題になる労働者派遣事業の社会保険未加入

 労働者派遣事業にて問題とされているのが、“社会保険の未加入問題”です。当該問題は、派遣元企業である「人材派遣会社」に押し付けられているのです。しかしながら、本当に問題にしなければならないのは、派遣先企業から「社会保険に加入させるな。そして、社会保険料を派遣料金から安く(値引き)しろ」等と、強要する派遣先企業が存在していることです。

◆社会保険未加入の責任を明確化するには

 労働者派遣事業における「社会保険の未加入」の責任の明確化は、そもそも“派遣料金”にあると考えます。現在の込み込みの派遣料金を、「派遣料金+社会保険料」にすればいいのです。例えば、派遣料金2,000円の派遣契約なら、「派遣料金1,800円+社会保険料200円」と区分すればいいのです。これで未加入があれば、派遣先企業の責任なのか、あるいは派遣元企業(人材派遣会社)の責任なのかが明確になるのです。また、法令遵守する派遣先企業にとっても、安心感が得られるのです。厚生労働省には、是非一考をお願いしたいものです。