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2014.09.03

『改正道路交通法』で導入された「ラウンドアバウト」で交通事故は減少するか?

◆「ラウンドアバウト」とは

 この度、『改正道路交通法』において、道路の平面交差点のうち、「ラウンドアバウト(環状型交差点)」における車両等の交通方法が定められ、施行(2014/9/1日付)されました。この「ラウンドアバウト」の導入は、すでに欧米諸国では積極的に導入されているとのことですが、《円形交差点のうち、一方通行の環道交通流に優先権があり、かつ環道交通流は信号や一時停止などにより中断されない平面交差制御方式》のことをいいます。

◆「左回り」原則の周知徹底を

 「ラウンドアバウト」による交通のメリットは、前述のとおり、環状型交差点を走行している車が優先される為、交差点手前で徐行(安全確認)する車は、交差点内の車が通過後に交差点に流入することとなります。その結果、交差点内でスピードが出ない為、重大事故の減少が見込まれているのです。また、信号機がないので、万一、災害発生等による停電時でも交通は機能する等々、です。反面、懸念される点は、《交通量が多い交差点では、渋滞が発生する》ことが挙げられています。とりわけ個人的に懸念する点は、わが国は超高齢社会の只中にあり、高齢ドライバー等が高速道路や一般道路を逆走して交通事故が発生している昨今ですから、「ラウンドアバウト」においては、とくに「左折(時計回り)」を誤ることのないよう、先ずは、関係機関による今後の周知徹底が肝要ではないかと考えます。
【出所】国土交通省公表資料等。