厚生労働省 雇用対策失敗のツケは労働者に

◆「非正規雇用失業者22万人」のデタラメ
 厚生労働省は、本当に非正規雇用失業者を22万人と思っているのでしょうか?厚生労働省は、金融不況後の非正規雇用の“偽データ”に基づき政策を立て、論議をしてきました。現状の非正規労働者の5月末の実数は、どう評価しても100万人は超えています。
◆雇用対策に救われていない非正規労働者
 非正規労働者の大きな問題は、失業給付等で救済されない人が多いことです。日雇い等の“天気労働者”、生活を支えてきたパート労働者、雇用保険を掛けていない企業の労働者等、恩恵を受けていない人々をどう救済するのかが政策ではないでしょうか。
◆現在の実際の求職者は700万人が実態
 厚生労働省発表の“完全失業者※のからくり”が生んでいるのは雇用対策の遅れです。失業給付が切れると完全失業者から抹消され、カウントされない数値となります。今後の雇用統計には、求職者数のデータを併せて発表することが厚生労働省の仕事です。
◆雇用保険の「無保険者救済」が真の雇用対策
 無保険者も過去の給与明細等で雇用実態が把握できます。それにより、失業給付等の雇用対策の創設が望まれます。
※【完全失業者】
 15歳以上の労働力人口の範疇で、一定期間における活動状態を把握する「労働力方式(国際労働機関ILOが採択した国際基準)」に準拠し、(1)「仕事についていない」、(2)「仕事があればすぐにつくことができる」、(3)「仕事を探す活動をしていた」という3条件を満たす者。
参考:総務省統計局・政策統括官(統計基準担当)・統計研修所公表資料。