★「オバマ米大統領就任」にあたって

◆オバマ大統領就任慶祝に湧く「日本の2都市」
 第44代米大統領に民主党のバラク・オバマ氏が就任(現地1/20正午:日本時間1/21AM2:00)しました。オバマ氏自身は自らを黒人と称しており、米史上初の黒人大統領誕生です。就任前の日本国内のメディア報道は、オバマ新大統領の高い支持率(79%)に比し、わが国首相の20%を下回る支持率の低さを強調していました。同報道で元気が良かったのは、オバマ新大統領の名前と発音が同じ都市の「小浜市(福井県)」です。小浜市内の羽賀寺では「除夜の鐘」ならぬ「大統領就任祝の鐘」が撞かれ、有志のフラダンスも披露されて、まるで大統領就任が日本で行われている錯覚に陥るほどの祝賀模様でした。同様に、「小浜温泉(長崎県)」でもオバマ大統領就任記念イベント「オバマ感謝祭」が開催され、恒久平和実現を願う鐘が小浜市と同時刻に鳴らされたとのことです。
◆慶祝ムードの「小浜市(福井県)」&「小浜温泉(長崎県)」
 小浜市はオバマ新大統領就任前からメディアでPRされていたので意識していましたが、わが国内の都市にもかかわらず、個人的にはその都市の存在すら知らなかったことを恥じるばかりで、約30年前に友人と若狭湾に海水浴に行った記憶しか残っていないという有様です。当ブログ読者の皆様はご存知と思いますが、「小浜市」は福井県南西部に位置し、人口約3万2,284人(08/12/1現在)の若狭地域の中核都市です。小浜市概要によると、名水・水源の森・渚が各々「日本百選」に認定されており、日本海側屈指の要港として栄えてきた都市のひとつです。他方、「小浜温泉」が在る長崎県雲仙市は人口約5万人(49,935人:平成20年住民基本台帳人口)を擁する都市で、当該温泉は湧き出す温泉の温度が高いのが有名のようです。両都市の詳細については各々の「市総合基本計画」をご参照されることでご容赦いただきたく、オバマ大統領就任を契機として両都市がより一層活性化することを祈念します。
◆「新しい責任の時代」の自覚を
 閑話休題、歴代米大統領就任演説はこれまでも話題になりましたが、オバマ大統領が就任演説で何をアピールするのか大変関心がありました。現地ワシントンでは「就任演説草稿」が事前配布されたとのことですが、国内各紙の《草稿要旨(日本語版)》を読んだ所感を以下に列記します。《我々は危機のまっただなかにいる。》と言うのは、世界同時不況ですから日本も全く同様です。《家は失われ、仕事は奪われ、企業は破綻した。》は、わが国内では非正規労働失業者と破綻企業の実態です。印象深いのは、《家族が収入が得られる仕事にありつけ、家族を養うことに寄与しているかなどといったことであり、政府が機能しているかどうかということなのだ。》というメッセージは、そのまま麻生首相に贈りたい言葉です。また、《友人が職を失うくらいなら自分の労働時間を短縮する無私の人》等が運命を決めるとは、ワークシェアリングを前提にしたものと理解しました。米国で英雄視される消防士を例に、《煙に満ちた階段を駆け上る消防士の勇気。》を持ち合わせることが、《我々の運命を決める》と続けています。そして、やはり一番のキーワードは、《求められているのは新しい責任の時代だ。》です。《米国民の一人ひとりが個人、国家、世界に対して義務を負うという認識だ。》という言葉は、故ケネディ大統領の“あなたが国家のために何ができるかを問おうではないか”と市民の自覚を喚起した精神に通じるものと解釈しました。世界同時不況の只中にいる我々日本人も、心新たに「新しい責任の時代」を自覚して臨もうではありませんか。
参考:小浜市及び雲仙市公表資料。日本経済新聞。中日新聞「号外」。