「無期転換ルール」Q&A~2017年 厚生労働省の「無期転換ルール取組促進キャンペーン」より~

◆「無期転換ルール」Q&A

 厚生労働省の「無期転換ルール」Q&Aについては、下記のとおりです。
Q1 「無期転換ルール」は何のためにあるの?
 A1.有期労働契約で働く人の約3割が、通算5年を超えて有期労働契約を繰り返し更新している実態にあり、それによって生じる雇止めの不安の解消が課題となっています。また、有期労働契約であることを理由として不合理な労働条件が定められることのないようにしていく必要もあります。
無期転換ルールは、こうした問題に対処し、働く人が安心して働き続けることができる社会を実現するためのものです。
Q2 無期転換ルールの対象となる契約期間はいつから数えるの?
 A2.通算契約期間のカウントは、平成25年4月1日以降に開始する有期労働契約が対象です。平成25年3月31日以前に開始した有期労働契約は、通算契約期間には含まれません。
Q3 無期転換の申込みの方法は?
 A3.申込みは、口頭で行っても法律上は有効です。しかし、口頭での申込みは、後日、申込みをしたかどうかの争いが生じやすいという問題がありますので、労働者の方には、できるだけ書面で申込みを行うことをお勧めします。また、申込みを受けた事業主の方には、その事実を確認するための書面を労働者に交付しておくことをお勧めします。申込みの書面については、以下を参考にしてください。
無期労働契約転換申込書
 ●●●●殿
 申出日 平成●●年●●月●●日
 申出者氏名 ●●●● 印
 私は、現在の有期労働契約の契約期間の末日までに通算契約期間が5年を超えますので、労働契約法第18条第1項に基づき、期間の定めのない労働契約(無期労働契約)への転換を申し込みます。
無期労働契約転換申込み受理通知書
 ●●●●殿
 受理日 平成●●年●●月●●日
 職氏名 ●●●● 印
 あなたから平成●●年●●月●●日に提出された無期労働契約転換申込書について受理しましたので通知します。
Q4 無期転換後の労働条件は?
 A4.無期転換ルールによって、契約期間は有期から無期に転換されますが、無期転換後の給与などの労働条件は、就業規則等で別段の定めがある部分を除き、直前の有期労働契約と同一の労働条件となります。したがって、無期労働契約に転換された労働者に対して、どのような労働条件を適用するかを検討した上で、別段の定めをする場合には、適用する就業規則にその旨を規定する必要があります。ただし、無期転換にあたり、職務の内容などが変更されないにもかかわらず、無期転換後の労働条件を低下させることは、無期転換を円滑に進める観点から望ましいものではありません。
 また、特に定年など、有期契約労働者には通常定められていない労働条件を適用する必要がある場合には、適切に設定の上、あらかじめ明確化しておく必要があります。

【ご参照】

◆『「無期転換ルール」Q&A』厚生労働省
 URL http://www.mhlw.go.jp/file/04-Houdouhappyou-11201250-Roudoukijunkyoku-Roudoujoukenseisakuka/0000177137.pdf