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2010.02.24

派遣法改正に伴う“産業の空洞化”を阻止する法案を同時提出せよ

◆“産業の空洞化”防止法案の提出が無ければ失業者は倍増

 “格差是正”と“非正規雇用の解消”を狙った派遣法改正案は“産業の空洞化”を招き、失業者が倍増するのを承知の上で改正法案を提出するつもりなのでしょうか。雇用の流動化は好景気時の政策です。100年に1度と言われる金融不況遭遇後の現在、今回のような「派遣法改正案」が提出されれば、「雇用の安定」どころか、現在の仕事も奪ってしまうことになるのが解らないのでしょうか。

◆非正規労働者に圧し掛かる“受け皿なき雇用流動化の皺寄せ”

 今回の派遣法改正で最も大きな雇用ダメージを受けるのは、派遣で働いている“非正規労働者”です。現在も“仕事が無い”と諦めの声が大きくなってきている時に、このような法改正が実施されば、非正規労働者の仕事を奪うだけの法改正になっていくのは確実です。

◆今こそ“派遣会社”を活用して雇用創出を

 失業者とっては、正社員として安定した仕事に従事するのは理想であることに変わりありません。しかし、それはあくまで理想であり、とりあえず“今の仕事”が必要なのです。国の政策で雇用を安定化し、その後に法改正をするのが順番ではないでしょうか。

【ご参照】

●当ブログ記事(09/2/12日付)
 :『雇用創出プラン(福祉雇用)の提言』