この20年国内の経済成長を支えてきた“人材派遣業界”が消滅危機

◆この20年で10兆円規模に成長した人材派遣業界

 「バブル崩壊以降の日本経済を支えてきたのは、自動車産業を含む輸出型産業である」等と、マスコミやジャーナリストはよく発言していますが、本当は世界のコスト競争に負けない仕組みを提供してきたのは“人材派遣業界”なのです。メーカーは、人材派遣の活用によるコストメリットで世界競争に勝って来たのです。
 この20年間の経済成長を前提に、海外発の100年に一度と言われる金融不況に伴う極端な規制強化は、果たして本当に必要なのでしょうか?ただ言えるのは、人材派遣に対する「セーフティネット」が不足していただけではないでしょうか。今、国内での売上高10兆円規模と約400万人の雇用が危機に晒されているのです。「輸出型産業は“派遣切り”したから悪役、それに派遣していた会社は罪悪人」ではあまりにも空し過ぎます。人材ビジネス業界をもっと上手く活用し、国内経済の発展に寄与させる、そんな政策も必要ではないでしょうか。