2013年 人材派遣業界は「労働者にとって魅力のない業界になった」ことに気づくべきでは

◆労働者に見捨てられたことを自覚すべき

 2013年になり、人材派遣会社から、「リーマン・ショックや派遣法改正の影響で、人材派遣業界には先行きがない」との声を耳にします。しかし、その捉え方は、違うのではないでしょうか。派遣会社が「安値競争」をしてきたツケなのではないでしょうか。「安値競争」によって派遣先企業が喜んでくれたツケが、派遣労働者(派遣社員)に跳ね返り、賃金が下落したことが要因である、と理解していただきたいのです。人材派遣は、派遣先企業と派遣で働く労働者の存在があって、初めて成り立つビジネスなのです。労働者を忘れた人材派遣業界は、ひたすら衰退の道を辿る以外にないのです。もう一度原点に返り、労働者に魅力ある業界にするには、何が足らないかを真剣に考えていただきたいのです。